第四話:順調!?加速する結婚への道のりと少しの違和感【婚活サイトで出会ったCさん】オレ:33歳
バツイチになってからの婚活記を書いております、くまうんと申します。
さて、Cさんと夢のような時間を過ごし、T駅の改札で「またね!連絡するね!」と手を振りながらお別れし、オレは帰路につきました。
1つ年上で、オレと同じくバツイチのCさん。
THE!美人妻!みたいなルックスのCさん。
オレは帰りの電車のなかで、「あんな美人と付き合えるなんて夢のようだ」と、ボーっとしながら喜びを噛みしめていました。
勘違いじゃなかった
帰宅後、オレはCさんにメールを送りました。
「楽しかった」「今度はドライブに行こう」といった、当たり障りのない内容のものを送ったんです。
実際に会ってみて、Cさんがオレのことをどう思ったかは分かりませんが、かなり好意的だったのは間違いない・・・ですが、イマイチ自信がなかったんですよ。
冷静に考えてみたら「(悪い意味で)私とはつり合わない男だったわ!」なーんて、Cさんがそんなことを考えているかもしれないですしね。
オレが送ったメールに対し、Cさんはすぐ返信をくれました。
内容は・・・
好意的でした!
よかった!一緒にいるときに感じた好意はオレの勘違いじゃなかったんだ。
よかった!
本当によかった!
順調な交際
ひとまず相思相愛!オレとCさんは順調に交際を重ねていったのです。
週末はオレのアパートにCさんが泊まりにきて、土日は一緒に買い物へ行ったり遊びに行ったりと、いたって普通なカップルの交際をしていました。
Cさんが笑顔で「ねぇねぇ!」と話しかけてくるだけで、オレのおっさんハートはキュン!としてしまいます。
美人すぎるだろ・・・
Cさんは性格も穏やかで、短気なオレもつられて穏やかな気持ちになれ、軽い言い争いすら起こらず喧嘩とは無縁の時間を過ごすことができたのです。
非の打ちどころのないCさんですが、1つだけ気になることがありました。
ほんと、たった1つだけ。
長く一方通行な会話
美しく穏やかなCさんに感じた、ほんの少しの違和感。
それはCさんが「一方的に長時間喋るときがある」ということでした。
会話が成り立つときは、考えも趣味も似ているので楽しい話ができるのですが、何かスイッチが入るとCさんは一方的に永遠と話し始めるのです。
いやいや、女性がお喋り好きなのはモテないオレでも知ってますよ!
男性と違い、女性の会話は共感のためにある・・・らしいというのも知っています。
オレも10分や20分であれば、興味がない話でも「うんうん」と聞くのですが、スイッチが入るとオレが聞いているいないを問わず、1時間でも2時間でも一方的に話をするんですよ。
よくまぁ途切れずに喋れること・・・
落語か!?いや、お経か!?
この一方的な会話(?)が、ルックスも性格も完璧なCさんに対して感じた違和感であり、不満でした。
あるとき、耐えきれずにその想いをそのまま伝えたことがあったのですが、「え!?そうなの?気を付けるね!」というような反応をしてくれたものの、全く変化はなく、Cさんはスイッチが入ると機械のように喋り続けるのでした。
・・・そうか!今思えばCさんはロボットだったのかもしれんな!
お互いの家族に
多少の違和感を抱えながらも、オレはCさんの美しさと穏やかさに惹かれ、再婚へ向けて行動を加速させました。
Cさんも早く再婚したいということだったので、タイミングも一致してたんですよ。
「結婚したら〇〇に住みたいね」とか「一緒にスーパーへ行って夕食を作りたいね」なんて、たわいのないことを話しながら想像を膨らませ、幸せな時間を過ごしていたわけですよ
付き合い始めて3ヶ月ほどのときに、オレはCさんの実家へお邪魔しました。
ご挨拶ってやつですよ。
「む・・・娘さんをぼくにください!」みたいな挨拶をしたわけではないですが、緊張しながらご両親にご挨拶をしました。
オレは昔から年配のかたに好かれる傾向があり、Cさんのご両親もオレを受け入れてくれたように感じました。
続いて、Cさんをオレの実家へ。
オレの実家は少々遠いところにあるので、泊りがけで連れていきましたが・・・
まぁとにかく父親がCさんのことを気に入りましたよ。ええ。
美人で控えめで穏やかな娘さんなのだから、当たり前といえば当たりまえですけれどもね。
そんなこんなで、付き合い始めて3ヶ月でお互いの実家へ挨拶を済ませ、オレとCさんは結婚(お互い再婚)に向けて急加速で進んでいったわけです。
「来月から同棲しようか」
オレの実家からの帰り道、オレの部屋で一緒に住もうという提案を、Cさんは快く受け入れてくれました。
婚活のゴールが見えた!そんな気がしてしまうのも仕方ない・・・
つづく